理系の彼氏を観察して体得した「信頼コミュニケーション」
こんにちは、もぐみかですー。2月最初の日曜日、いかがお過ごしですか。日曜日ってなぜだか元気でやりたいことがどんどん進むのですよね。個人的には、来週彼が長期出張から帰ってくるのでワクワクしすぎてテンションが高いです。でも会えないんですけどね。遠恋なので。時差がなくなるってだけ涙
さて、私の彼は理系研究員なのですが、その特徴を挙げると
- 頭の中でいろいろ同時進行。話している最中や運転している最中でも脳みその何割かで研究のことを考えてたりする
- リラックスしている場合、話の最中に突然別の話題が挟まる。一週間前に完結しなかった話題とか
- なかなか感情を表に出さない。この人、本当に私のことが好きなのか?そんな感情全く伝わってこないけど?と思うこともしばしば
て感じでしょうか。こう挙げてると彼のことを嫌いなのか?と思われそうですが笑 慣れるとそれぞれとっても合理的だってことが分かってきます。まぁ私も理系なので、1番目と2番目については、実は共通点でもあります。その点、3番目が最も異なる特性なので、何を考えてるのか分からなさすぎて不安になったり辛くなったりすることも多いです。
それでも付き合っていられる理由は、時々垣間見える感情がこんなんだから。
伝わります?笑 基本的には、気分とか気持ちとかを頭で制御していて、表面に出るのは制御仕切ったもの。でも時々、この図のように気分・気持ちを頭で制御しきれなくなったときに、口から出てる言葉が「溢れてる感情」なのがわかるんですよねー。例えば、「あー好きだなー(口には出さないけど)」が体の中でいっぱいになって、制御しきれなくなったら「あー好きだなー」って口から出るんです。それが激かわなんですよ(ノロケ)。
こういうところを見ると、普段は結果として見えるのが行動だけだから分かりにくいけれど、実はたくさん考えてくれているのかも?となるわけです。彼の行動にすごく信頼を寄せられるのですよね。「なんだかよくわからないけれど、いろいろ考えてくれた結果この行動になっているのだろうなぁ」って、全幅の信頼。そして、自分の感情だってきっと、言わなきゃいけないなって考えたら言ってくれるのだろうなぁと確信を持つことができて。だから、私は待つことができるようになりました(私の基本性能はせっかち)。
そして、基本的に感情を表に出さないのは、コミュニケーションをする気がないのではなくって、相手(私)を信頼しているからこそなんだろうなーという結論に至りました。「あなたがそう決めたのならいいんじゃない?」って。「あなたことを考えるのはあなたの仕事。自分の仕事ではないし、自分の希望を押し付ける気はない」=「自分の気持ちはあんまり喋らない」てことなんだなぁと。これは一見冷たいようにも見えるのだけれど、彼も私も、依存でなく成り行きでもなく「毎度一緒にいることを選択している」わけで、結果としてはとても強い意志で関係が維持されているのです。お互いにお互いと一緒に居られることを感謝しまくっててめっちゃ気持ちい付き合いが続いています。
で、もしかしたらこれって、どんな人相手でも通じるコミュニケーション論なのかもなーと思って、最近実践しているのです、「信頼コミュニケーション」。
例えばこの前は、会社の後輩に頼んだ仕事が締め切りに間に合わなかった。そんな時に、以前の私なら頭ごなしに「やる気あるの?」と罵倒していたと思います。でも最近は、いつもはきちんと締め切りを守る後輩のことをまずは信頼して、もしかしたら別の仕事で何か緊急事態?と想像してみました。そうすると、声のかけ方が全然違ったものになるのですよね。「締め切り間に合ってないけど、もしかして何かあった?」。
聞いてみると、別クライアントとの関係が炎上しているために火消しにパワーを割いていて、私が頼んだ仕事をこなす時間も精神力もないことが分かる。そんな後輩にまずすべきは、少なくとも罵倒ではなく、援助ですよね。その方が結果として後輩の成長にもつながるし、会社全体としてのメリットだって大きいのです。私が罵倒してしまっていたら、後輩はきっとどちらもなんとかしなければと力んでしまったでしょう。結果として、私が頼んだ仕事もクライアントの炎上をおさめる仕事も中途半端になってしまっていたかもしれません。少なくとも、炎上しているクライアントへの対処へかけられるパワーは減るわけで、満足いく結果にはならなかったように思います。信頼が、自分と周りの精神状態を劇的に変えてくれたなーと実感した一例でした。
「やっておいてくれるだろう」「好きでいてくれるだろう」「言ってくれるだろう」なんて勝手に期待をしておいて、期待が外れた時は「どうして!?」と相手を責めるなんて本当に無駄だし、関係性は悪くなっていくばかりですよね。それって自分も相手も不幸にしてしまっています。少なくとも大切な人とは、期待が外れたときにも「なんかあったのかもなー」と思えるような信頼関係でいたいです。これ、もしかして思いやりってやつですかね!?
(追記)
まなめ (@maname) さんの HPまなめはうすでこの記事をご紹介いただきました。こちらにお礼を記載しておきます!
(追記)
不思議なくらい反響をいただいたので、調子に乗って理系の彼氏シリーズ第2弾書きました! こちらも合わせて読んでいただけると嬉しいです。